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東西南北

ニッケイ新聞 2011年4月30日付け

 英国のウィリアム王子の結婚式が行われた29日は、ブラジルでもテレビの生中継やインターネット報道が続き、相当な熱の入れ様だったが、同日付G1サイトは、ブラジル内の英国人が「自分達には関係ない」と発言した記事と、ロンドンにいるブラジル人達が徹夜で式を見ようとした話を同時掲載。5月1日には2005年4月に死去したヨハネ・パウロ二世が聖人の手前の福者に列する式典が行われるため、出身国ポーランドでは、国を挙げて列福式に備えているとの報道も続いている。パーキンソン病患者だったフランスの修道女が、前法王の死後に祈りをささげたら治癒した事が奇跡として認定された。カトリック信者が多いブラジルでは、今回の列福式やブラジル出身の福者や聖人出現は、英国王室の結婚式以上に関心があるかも。
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 サンパウロ州プライア・グランデで18日、生後間もない女児を実母がゴミ回収用のカサンバに放置、同ジュンジアイで26日、腹痛を訴えて病院に飛び込んだ20歳女性がトイレで産み落とした子供をそのままゴミ箱に捨てるなどの報道に続き、連邦直轄区の再生ゴミ処理場では27日夜、生後間もない女児の遺体発見。再生ゴミか否かの分別時には誰も気付いてなかったが、28日に通報を受けた警察が死因を調査中。29日朝はサンパウロ市北部でプラスチックの袋から赤子の遺体発見の報道も続くが、親子の情はどこに?