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サンパウロ州でもオキシー出回る=常習化し易く高い致死率
ニッケイ新聞 2011年5月3日付け
サンパウロ市市警によると、サンパウロ市の麻薬常習者の溜まり場、クラコランジアで、クラックより常習化し易く、致死率も高い廉価な麻薬オキシーが出回り始めている。
1日付エスタード紙や2日付フォーリャ紙によると、コカインに生の石灰と揮発油かガソリンを混ぜて作るため、アンモニアと重曹を使うクラックの約5分の1の2レアルで取引されており、クラック同様、キセルの様なカシンボを使う。
オキシーは、クラックより陶酔感などが得られるのが早いが、覚めるのも早く、次々に吸いたくなるため常習化し易い。油性成分を含むため、下痢や嘔吐を起こす事も多く、使用開始から1年以内に使用者の3分の1が死亡するという。
アクレ州では1980年代から使用が確認され、アマゾナス州でも良く知られるオキシーだが、サンパウロ州ではサンパウロ市やサントスで見つかっている程度のため、取締りにあたる警官もクラックと混同しがちだ。サンパウロ市の場合、今年に入ってから押収されたクラックの内、約60キロはオキシーの可能性があるようだ。
サンパウロ市では、中流階級の使用者もいる事が確認されており、専門家がオキシーの蔓延に警鐘を鳴らし始めている。