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100人参加でフットサル体験=震災応援金1800レ集まる=サンパウロ市

ニッケイ新聞 2011年5月3日付け

 フットサルの無料体験イベント「家族わくわくみんなdeチャリティフットサル」が21日午後、サンパウロ市内のスポーツ施設で開かれた。元日本代表で、ミナス州のチームでプレーする予定の横澤直樹さん(34)が企画。愛好者や家族連れなど約100人が集まり、楽しく汗を流した。当日は東日本大震災の復興支援のため1800レアルの応援金が寄せられ、会場で宮城県人会の代表に手渡された。
 大会冒頭に自己紹介した横澤さんは、「私の夢は、フットサルの本当の楽しさを多くの方々に伝えて、フットサルというスポーツを通して、頑張っている方々を応援できる活動をすることです」とあいさつ。ヨガの準備体操、地震の犠牲者へ黙祷を捧げた後、宮城県人会の中沢宏一会長、スポンサーのキャノン、アシックスの関係者により始球式が行なわれた。
 フルーツの名前で10チームを編成してリーグ戦を実施。続く順位決定戦を制した5チームに、アシックスから提供されたTシャツなどの賞品が贈られた。予選リーグで好成績を収めたものの順位戦で敗れたチームにも特別賞を贈呈。このほか、参加者全員に参加賞が配られた。
 大会を終えた横澤さんは自身のブログ(http://ameblo.jp/futsaljin)で、「ブラジルでは初めてだったので、参加者が来てくれるかドキドキしていました。でも、たくさんの方々が応援して下さり、笑顔溢れる大会ができて、なおかつ、頑張っている方々を少しでも応援できたことがとても嬉しかったです」と気持ちを綴っている。結果報告のため本紙を訪れ、「これからも色々な企画をしていきたい」と語っていた。