ニッケイ新聞 2011年5月3日付け
文協評議員会には、委任状を含めると全員が出席した。しかし全員が投票したわけではない。最初の評議員選挙では、投票終了後に沖縄県人会の与那嶺真次会長が姿を見せ、「え? もう終わったの」と、〃うちなー時間〃で数千会員の権利を失った。理事会・監査役会選挙では、投票前に「池崎商会」の池崎博文会長が会場を後に。聞けば、「私は中立だから」とのことで棄権。直接選挙を求める人からは怒りの声も聞こえそうだが。
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4連休の初日にもかかわらず100人が集まった21日のフットサルイベント。主催の横澤さんはミナス州のチームでプレーする予定だが、手続きの関係でサンパウロ市に滞在している。そこで、滞在中にもう一度フットサル体験とレッスンのイベントを行ないたいと愛好者の連絡を呼びかけ中。次回は時間ごとに男女、子供に分けて実施することも考えているそう。問い合わせは横澤さん(11・8396・8307)まで。
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沖縄ブラジル協会会長の西原篤一氏は今回で18回目のブラジル訪問。母県ではブラジルから留学生、研修生が訪れるたび空港へ迎えに行くそうだ。今回の講演会で感謝の言葉を述べた留学生OBの仲宗根かおりさんもその一人だが、この仲宗根さん、帰国の日が東北太平洋沖地震が起きた日だったという。沖縄から成田へ到着する直前に地震が発生。飛行機は別な空港に着陸して無事にブラジルまで帰ってきた。本人にとっては驚きの体験だったろうが、連絡がつかないため関係者の心労は大きかったそう。