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ブラジル初のノーベル賞候補=医学に革命を引き起こす

ニッケイ新聞 2011年5月4日付け

 ブラジル人科学者のミゲル・ニコレリス氏は、技術がどうやって医学に革命を起こす事ができるかについて説明している本を公開しており、2014年のワールドカップ開会式では、四肢麻痺のブラジル人青年にキックオフを行わせようとしていると、2日付エスタード紙が報じた。
 神経科学者であるミゲル・ニコレリス氏は、ブラジル人科学者の中で最も重要な人物だが、その事を証明するためには、永遠の候補とされているノーベル賞を受賞する必要も、他の誰かに認められる必要もない。
 サンパウロ市ベラ・ヴィスタ生まれの同氏は昨年、アメリカ国立衛生研究所(NIH)から250万ドル以上の賞金を受け取っており、この賞金は今後5年間、四肢麻痺やパーキンソン病の患者に再び希望の光を与える、『人と機械の融合』に関する研究に投資される。
 現在同氏は、人生最大の二つのプロジェクトを完成させるために準備をしている。一つ目はリオ・グランデ・ド・ノルテ州ナタル市のマカイバに多目的の研究が出来る科学施設を建設する事で、二つ目は四肢麻痺の患者などが考えだけで再び歩けるようになるロボット服の完成。
 ニコレリス氏は、「2014年のワールドカップの開会式で四肢麻痺のブラジル人青年にキックオフを行わせたい。それが私の夢で、賞などは関係ない。全てうまくいけば青年がキックオフすることになる」と話した。
 この夢が実現するならば、ブラジル人初のノーベル賞の受賞も、そう遠い未来の話ではなくなるかもしれない。

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