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深夜の現金引出し枠拡大=一部銀行は300レアルに

ニッケイ新聞 2011年5月4日付け

 1997年以来、100レアルに固定されていた22時〜翌朝6時の現金引出し限度額が、一部銀行で300レアルに引き上げられた。
 4月30日付エスタード紙や3日付フォーリャ紙によれば、空港やガソリンスタンド、スーパーなどにある24時間型の現金払い出し機利用限度額変更は一律ではなく、連邦貯蓄銀行などは枠拡大の対象外だ。
 一方、既に枠を拡大しているのはブラジル銀行やブラデスコ、シティバンク、イタウ・ウニバンコ、サンタンデールの各銀行。銀行店内の現金自動預け入れ払い出し機は21時か22時以降利用不可のままだが、24時間型の機械の利用限度額が変更されれば急用の時などは便利になる。
 ただし、このところ増えているのが現金自動預け入れ払い出し機を狙った強盗事件。銀行側も、爆破などの破壊行為が起きた時は機械の中の紙幣にインクをかける、紙幣が燃えて使えなくなるようにするなどの自衛手段をとり始めたが、現金引出し後を襲う事件も多いので注意が必要だ。

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