ニッケイ新聞 2011年5月4日付け
精神科医の中川勇デシオ氏が3日午前0時ごろサンタクルース病院で死去した。60歳。肺ガンのため2週間ほど前から同病院に入院していた。
サンパウロ州ツッパン生まれ。60年にサンパウロ市へ移転し、78年にサンパウロ大学医学部を卒業。精神科医として活動するとともに、日伯高齢者研究グループ会長、文協理事・評議員、援協理事などを務めた。デカセギ子弟の教育問題に取組む文化教育連帯学会(ISEC)に創立時から参加、副会長を務め、帰国した訪日就労ブラジル人、子弟の心理ケアにも長年尽力した。
葬儀は3日サンパウロ市コンゴーニャス墓地で営まれ、同日午後2時に埋葬された。