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ニッケイ新聞 2011年5月4日付け

 カナダ・バンクーバーでこのほど、日系カナダ人の家庭で受け継がれてきたレシピを紹介する料理本が出版されたという。「バンクーバー経済新聞」サイトの記事によれば、地元日系団体「隣組」が、日系カナダ人の家庭で親しまれてきた日本料理を若い世代に残す目的で企画。会員を中心とした高齢者から募集したレシピを英語で紹介している。一般的な家庭料理のほか、サーモンおからコロッケ、サーモンみそマヨネーズなど手に入りやすい食材を使ってアレンジされたものもあるとか。同国に先立つことはるか前に出版されたベストセラー「日伯料理と製菓の友」を持つブラジル日系社会。今あらためて同種の試みがあっても面白そうだ。
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 文協選挙で敗北を喫した小川彰夫氏は、再度の挑戦はないと取材記者に話した。しかし〃右腕〃山村敏明氏によれば、 小川氏は昨年100人を超えるシンパを会員に入れている。2年後にはその会員の評議員選挙出馬が可能となり、今回よりも有利になるというのだが…。2年後の小川氏の出馬がなければ、文協は100人の会員を失う?
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 岐阜県人会便りでは、東日本大震災を受け、外国人観光客に人気がある飛騨高山で相次ぐ宿泊キャンセル、先月あった高山祭りへの訪問が前年比の7割まで減少したと伝えている。岐阜は耳子の故郷。友人からも自粛ムードに負けず被災地を元気付けようとGWも各地でイベントを行っていることを聞き、以前はなかった郷土愛が芽生えたような気がする。