ニッケイ新聞 2011年5月5日付け
4日付G1サイトが、リオ州レゼンデに、ギネス記載の最年長者を上回る116歳の誕生日を済ませたばかりの女性がいると報じた。話題の女性は、1895年5月3日生まれのセバスチアナ・デ・ルーデス・シウヴァさん。レゼンデ市の老人ホームに住む事24年のセバスチアナさんは、110歳までタバコも吸っていたという。年を聞かれると、築100年超の橋の名前を挙げ、「あの橋が出来る前からこの世に住んでいるのさ」と答える、結婚して1日で離婚した理由は「あんた達がひっくり返って笑う事になるから言わない」と返事をするなど、至って陽気な性格だ。同じ老人ホームには、100歳を超える女性が他にも2人いるというから、この地方が長生きに適しているのか? 彼女達の性格や生き方の問題か?
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所有者との折り合いがつかず、営業停止となったサンパウロ市の映画館ベラス・アルテスが入るビルが、落書きだらけで見る影もなくなっている。サンパウロ市が文化遺産として指定するか否かの検討作業を進めている同ビルだが、コンソラソン街に面した1階部分と2階部分の壁はスプレー式のペンキなどを使って描かれた絵や文字で埋まり、人の波と明るい照明で知られた光景とは雲泥の差。10日には文化財指定のための審議会が開かれる予定だが、文化財指定が決まったときは映画館の復活を認めるのか否かは現時点では何も言及されていない。