ニッケイ新聞 2011年5月6日付け
日伯英仏を股にかけて活動する日系カメラマン、高野ミケランジェロさんが日本を代表する主要カメラ雑誌『日本カメラ』の表紙を飾るなどの大活躍をしている。3月下旬に来社し、最近の活動を報告した。
ブラジルで育った高野さんは日本で20年以上も、ファッション写真を中心に雑誌の仕事を続けているが、「日本には数え切れないくらいカメラマンがいますから、頭を出すのは本当に難しいんですよ。表紙をやらせてもらったのは初めてですから」と破顔一笑する。
表紙写真は昨年、当地で撮影されたもので、当地モデルのロベルタさんが表紙になった。南米らしいトロピカルな色調が写真に独特のインパクトを生んでいる。表紙以外に口絵6頁のグラビアも組まれている。
その他、『CAPA』(キャパ、学研パブリッシング刊)4月号ではサルバドールで撮影されたブラジル特集(16カット、4頁)に加え、5月号でも第2弾として12頁以上をかけて30カットほどで同地カーニバルを紹介する大特集が組まれるという。
高野さんは2月21日に来伯して3月いっぱい撮影した後に、一週間だけ日本に帰国し、すぐにパリへ旅立った。