ニッケイ新聞 2011年5月7日付け
日本からのデカセギ帰伯児童の教育・生活支援を行っている「カエル・プロジェクト」(中川郷子代表)は4月14日、東京のお茶の水ロータリークラブから送られた理科実験用の教育資材90セットを受け取った。
去年は折り紙など日本の伝統的なおもちゃの贈呈を受けたが、今年はソーラーパネルを使った太陽電地の実験や光での通信実験のキットを依頼していた。
中川代表は、「日本のでは当たり前にある理科実験が、ブラジルでは教材がないため、なかなか行なう機会がない」と今回の寄付を喜び、「帰伯した子もブラジルで育った子も、一緒に実験に興味を持ってもらいたい。帰伯児童がブラジルの学校に馴染むきっかけになれば」と期待する。
今回寄付された実験キットは、公立学校で活用される。