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サンパウロ州アグアス・デ・サンタ・バルバラ市=震災義捐金4千レ送る

ニッケイ新聞 2011年5月10日付け

 サンパウロ州内陸部のアグアス・デ・サンタ・バルバラ市に住む日系人らが中心になり、東日本大震災への義捐金を集める募金活動を行った。
 3月27日〜4月15日までに4031レアルが集まり、4月18日に在聖日本総領事館の特別口座に送金された。
 募金した市民42名のうち、カルロス・アルベルド・デ・カルバーリョ市長を始め、非日系人が半数強を占めた。
 同市では2008年の移民百周年を記念して有志が中心となり、市有地4千平米に桜などを植樹し「ハーモニーの森」と名づけた。
 その際も、親日家で知られるカルバーリョ市長の好意で整地や管理を市が請け負っている。
 募金活動を中心になって行なった小笠原勇二さんは、「20日間で4千レアルも集まり非常に嬉しい。雀の涙にもならない小さな町の小さな善意かも知れないが、被災者の励みになれば」と語った。