ニッケイ新聞 2011年5月10日付け
先週あった「あふりか丸」の同船者会。本日付本面で紹介しているが、記事作成中に「あめりか丸の同船者会はよく見かけるが、あふりか丸のものあるのか」という問い合わせの電話が。「既に開催されましたよ」と耳子が伝えると、残念がる声が。同じ便かどうかは確認しなかったが、まるで船に乗り遅れたかのような消沈具合。やはり若き日を過ごした仲間との再会を願う人は多いよう。同船者会を開く際は、是非本紙に一報を。
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希望の家では現在、イタクアケセツーバの施設の周囲に塀を設置する計画を立てている。これまでは金網だったが、治安上の問題から塀が必要と判断したという。そこで問題になるのが、資金。同会では設置が必要な塀を1メートル毎の区画に分け、それを買ってもらう形で協力を仰ぐことも考えているそうだ。
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長野県諏訪市すし店主小平晴勇さん(60)が7日、自身の店の厨房で日系ブラジル人にすし作りを指導した。信濃毎日新聞が報じた。知人で日系ブラジル人の中村賢治さん(39)が指導を願い出て実現した。「将来、ブラジルですし店を開きたい」という木田ファビオさん(34)は熱心な様子で見入っていたよう。中村さんは、小平さんが指導する様子を国内のポ語雑誌に投稿する予定。「日本のすしで海外の人と関わりたい」とさらなる味の日伯交流にやる気の小平さん。