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韓国コロニアも震災支援=2万237レを文協に=「隣人助けるのは当然」=各地で募金活動を継続

ニッケイ新聞 2011年5月12日付け

 韓国コロニアからも震災支援に愛の手——。韓国の行政機関「民主平和統一諮問会議」ブラジル支部(コウ・ウースク支部長)が、サンパウロ市の韓国コロニアに対し、東日本大震災への義捐金を呼びかけ集まった2万237レアルを、10日に文協を訪れ、木多喜八郎会長に手渡した。他国コロニアからまとまった義捐金が届くのは初。コウ会長は、「一日も早い復興を祈っています」と話していた。

 会見には同支部のコウ支部長、パク・デクン副会長、キム・デキ事務局長が出席、文協の木多喜八郎会長、中島エドワルド事務局長らが迎えた。
 木多会長は、「日本で起こった悲劇に心を痛めた在伯韓国人から義捐金が寄せられたことは、大変喜ばしい」と深く謝意を表し、コウ会長と固く握手を交わした。
 今回寄せられた韓国コロニアからの浄財は、同支部の呼びかけから3週間ほどで集まったもの。コウ会長らによれば、マナウス、サンタ・カタリ—ナ州、パラナ各州などに点在する韓国人コロニアも募金活動を継続しているという。
 パク副会長は「日本と韓国は隣国同士で、いわば友人。何かあれば支援するのは当然です」と笑顔で話していた。
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 「民主平和統一諮問会議」は、韓国の独立した行政組織で、主に朝鮮半島の南北平和統一実現のための政策樹立と諮問役割を担う。韓国国内の地域や各職能分野代表、海外67カ国の在外韓国人の諮問委員約1万4千人から構成されている。
 同支部では、リオ、サンタ・カタリーナの洪水被害にも支援を行っている。