ニッケイ新聞 2011年5月12日付け
ゼンショー・ド・ブラジルの高山社長によれば、経営において商品の質に匹敵するぐらい非常に重要なのは、いかに効率よく従業員を動かすかという「動作経済」。しかし、ブラジルは長細い物件が多く、歩く距離も長くなってしまうそうだ。社長はまた、笑みを浮かべて「笑顔は大切なのだが、ブラジル人も意外と恥ずかしがる。陽気な人ばかりではなかった」と、「意外な誤算」もあったと話していた。
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編集部にサンパウロ市イタケーラ区の購読者から電話がー。「来年分の購読料も払っておきたい」。理由を聞けば、「ニッケイ新聞を応援しているから」と有難い言葉。購読者が減少し続ける状況にため息が出るばかりだが、こうした読者の心意気にも本紙は支えられている。これからも良い紙面作りを目指して行きたい。
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国際交流基金・サンパウロ日本文化センターが14日午後、日ポ両語で紙芝居「かぐや姫」を行なう。場所は同センターの図書館(Av. Paulista, 37、3階)。日本語は午後2、3時、ポ語は午後2時半、3時半の各2回。日本でも見られない紙芝居をブラジルで見るいい機会だ。「日本語を学ばせたい」と子供を連れていったにも関わらず、「自分のポ語の勉強にもなる」と両語を見て帰るお母さんもいるとか。