ニッケイ新聞 2011年5月13日付け
ガンソの怪我で不安を感じていたファンもいたサントスが、リベルタドーレス杯の対オンセ・カウダス戦第1戦を1対0で制した。コロンビアまで旅しての試合は、ネイマールのアシストをガンソに替わって入ったパトリッキが決めて勝利を呼び込んだものの、終了間際に相手選手のラフプレーでネイマールが負傷するというアクシデントも。15日にはサンパウロ州選手権の決勝第2戦があり、18日には対オンセ・カウダス戦の第2戦。シーズン中は試合が続くのも致し方ないが、スポーツ選手にとっては、怪我が少ない事や健康管理も技能の一部。
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サンパウロ市のメトロ6号線のアンジェリカ駅建設案撤回報道に、予想以上の反響が起きている。建設案撤回が住民からの反対を受けたからか、技術的な判断かを調査するといい始めたのは州検察局。一般市民からは、大半が車を持っているから地下鉄は不要だという地域住民の言い分を聞き入れたというなら一部エリートの声に行政が屈した事になり、平等原則に反するとの批判や、「俺達は早く開通する事だけを願っているのに要らないという奴がいるなんて」と呆れる声も。飛び交ったメールやメッセージの中にはショッピング前でシュラスコ(バーベキュー)をやって祝おうと呼びかけるものもあり、新聞には〃州政府の判断がピアーダ(冗談)の種になった〃との見出しも躍った。