ニッケイ新聞 2011年5月13日付け
3月末に帰国した国際交流基金サンパウロ事務所の内山直明・前所長の後任として4月30日に着任した深野昭氏(56、神奈川)が今月4日、あいさつのため本紙を訪れた。
深野氏は98〜01年、ニューヨーク日本文化センターの副所長を務め、来伯前の役職は東京本部の会計課長。
「本部でもブラジルは重点国とされており、全体的に減少している予算のなかでも占める割合は少ないものではない」としながらも、「独立行政法人であることから、文化事業を支援する企業との協力関係が重要になってくる」と話す。
これからの事業としては、東日本大震災に対する支援プロジェクトを検討しているという。
「ブラジルは親日国で日本文化も浸透している。両国の良好な関係をさらに維持できるよう努めていきたい」と抱負を述べていた。