ニッケイ新聞 2011年5月17日付け
ブラジル富山県人会(市川利雄会長)は4月20日、東日本大震災への義捐金として会員らから寄せられた約7000レアルを在聖総領事館の口座に送金した。
同会では震災発生以降に開いた役員会で、独自に義捐金を集めることを決定し、会員に寄付金を募る手紙を送付した。その後、県人会の口座に浄財が集まり始め、中には1000レを振り込んだ女性もいたという。
富山県では今回の地震、津波による直接の被害はなかった。しかし県人会員には「これまで研修や留学で日本にお世話になった」と考えている人が多く、一世だけでなく二世で募金した人も多かったという。総領事館に県系の二世が勤めているという縁もあり、同館への送金となった。