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東日本大震災=復興協力グループ設立=意見交換会を18日に

ニッケイ新聞 2011年5月18日付け

 東日本大震災の被災者支援を目的とした「東日本大震災復興協力グループ」が5日に設立された。発起人はブラジル日系協会の京野吉男会長、平崎靖之副会長、小原彰ブラジル陸軍元少将、中沢宏一宮城県人会長の4人。 京野会長と平崎副会長、中沢会長が来社し、設立の経緯や今後の活動について語った。
 同グループは、今年2月に広島文化センターで講演、京野会長と交流を深めた五百旗頭真氏が先月、復興構想会議議長に就任したことがきっかけに設立を決めたという。
 「五百旗頭さんが日本復興ために頑張っているのを見て、ブラジルでも支援をしたいと考えた」と平崎副会長は話す。
 同グループ設立に先立ち、先月29日に第1回意見交換会を開催。今後は母県が被災した各県人会などと協力し、ブラジルでの移民受け入れや農業研修、企業誘致に関する情報を日本へと紹介する活動を行うなどの提案がなされた。
 平崎さんによれば、被災地での救援活動のため1日に訪日した小原さんに対し、ブラジル文化統合省のウンベルト・ヴィアーナ防衛局長から激励の言葉が届いたという。
 「小原さんが現地で見聞したことをブラジル政府にも伝え、具体的な行動につなげていければ」(平崎副会長)
 なお、本日午後1時から第2回意見交換会を宮城県人会(Rua Fagundes, 152)で開催する。
 中沢会長は「震災に関するニッケイ新聞への寄稿『がんばろう! ニッポン』を見て、一人一人の意見が貴重だと感じた。皆さんの知恵を貸して欲しい」と語った。
 同グループや意見交換会に関するお問い合わせが中沢会長(11・8141・6474)まで。