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高齢者のトイレ使用規則=利用には書類への署名が必要

ニッケイ新聞 2011年5月19日付け

 サンパウロ市の主なバスターミナルでは60歳以上の高齢者や身体障害者がトイレを無料で使用するためには、列に並び、身分証明書を見せ、書類に署名しなければならないと、18日付フォーリャ紙が報じた。
 フォーリャ紙が市内三つの主要バスターミナルで調査を行ったところ、三つとも『Socicam』という企業によって管理されていたが、対応はターミナルによって異なっていた。
 南米最大で世界でも2番目の大きさを誇る市北部のチエテ・バスターミナルでは、高齢者も一般の利用者と同じ列に並んだ上、身分証明書(RG)を見せ、指定された書類への記名とRGの番号記入ならびにサインが請求される。
 定年退職者のネウザ・クリスチノ・ジオゴさん(69)は、「ほとんどの高齢者は視力も落ち、字を書くことが難しいという人もいる。職員一人では手伝うことも出来ない」と述べている。
 また、車椅子を使用しない身体障害者にも同じ手続きが要求されており、足の障害で松葉杖を使用しているヴァウシ・ゴンサウヴェス・ファリアさん(59)は、「トイレを使うのに書類を記入しないといけないなんて、人生で初めて」と述べている。
 同ターミナルには無料で使えるトイレ『B』があるが、悪臭が強く、手を拭く紙もない。
 バーラ・フンダのバスターミナルでは高齢者が無料でトイレを使うための手続きは案内所で行われており、身体障害者は手続きの必要が無い。
 また、ジャバクアラのバスターミナルでは、トイレへのアクセスが階段のため身体障害者の利用は不可能で、従業員専用トイレを使用することになる。高齢者の場合は、従業員が書類を作ってくれるのを待たなければいけない。

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