ニッケイ新聞 2011年5月21日付け
20日付伯字紙によると、サンパウロ総合大学構内で18日夜殺害されたフェリッペ・ラモス・デ・パイヴァさんは、構内にある現金自動預け払い機で現金を引き出した後に襲われており、強盗殺人の線で捜査が進められている。犯人と思われる2人組は、犯行の約1時間前から標的を探すために構内を動き回っていたらしく、犯行の直前には大学脇のバス停で2人組に襲われかけて逃げた学生もいた。構内に設置された防犯ビデオの映像は一般公開されたが、容疑者の一人が女子学生の間近に迫った様子も映っているなど、防犯体制の甘さは否定できない。大学構内に警察詰め所を置くか否かは議論が分かれているが、USP構内で外部の人間による初の殺害事件が起きた後、19日にアクレ州の大学で強姦事件発生など、学生や関係者を不安に陥れるような事件が続いている。
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サンパウロFCに移籍した後も右ひざのケガのため、ブラジル杯に出場できないままだったルイス・ファビアノが手術を受ける事になった。コリンチアンスに移籍したアドリアノは1年間無得点など、高給取り(?)の選手が期待通りの働きをしてくれない例が目に付く。代表チームのマノ監督は次の親善試合の選手名を発表したが、コリンチアンスを退団したロナウドの代表チームでの最終試合は、6月7日にパカエンブーで行われる対ロメーニア戦のまま?