ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2011年6月3日付け

 ブラジルのサントスFCとパラグアイのセロ・ポルテーニョによるリベルタドーレス杯準決勝第2戦が1日に行われ、3対3で引き分けたサントスの決勝進出が決まった。5月25日の第1戦を1対0で制していたため、決勝進出には引き分けで十分だったが、後半半ばにムリシー・ラマーリョ監督に何かが投げつけられて試合中断という緊張の一幕も。準決第2戦は出だしこそ順調だったが、前半途中から押され気味だっただけに、気持ちを切り替え、3度目のリ杯とクラブワールドカップ進出を狙いたいところ。
     ◎
 サンパウロ市の地下鉄4号線ピニェイロス駅と都電(CPTM)の駅を繋ぐ歩道橋が完成し、2日からは乗り換えも別料金の支払い不要となった。とはいえ、CPTMは1、2日と連日のスト決行中で、相互乗り換え初日の開通式も湿ったものに。地下鉄側は、現在4万人/日の同駅利用者は相互乗り換え開始で25万人/日になると見込んでいる。4号線の営業時間は、月〜金曜日限定ながら、今月末から24時までに延長される予定。
     ◎
 法定アマゾン内の土地抗争や不法伐採告発などで殺害予告を受けている人の内、優先的に保護する人の数が見直された。5月31日の省庁間会議での30人が1日には165人に変更されたもので、今後の会議には現地検察局担当者や判事も参加する事になりそうだ。