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皆そろって頭を丸坊主に=ガン治療受ける級友を応援

ニッケイ新聞 2011年6月4日付け

 ミナス・ジェライス州ゴヴェルナドール・ヴァラダーレス市の高校の男子生徒らがガンの治療を受けている級友を励ますため、そろって丸坊主にしたと6月3日付G1サイトが報じている。
 同高校3年生の男子26人は5月30日、悪性腫瘍に対する化学療法を受けている級友のアルトゥール・ゴンサウヴェスさん(17)を励ますために、本人には内緒で全員頭を丸坊主にして登校。教室に入ってきたアルトゥールさんが、皆が同じような髪形になっているのに驚いている瞬間の録画をインターネットに投稿した。
 アルトゥールさんは「何が起きていたのか分からなかった。すごく嬉しく、とにかく笑うしかなかった」と述べており、クラスメイトの行動を称賛し、すごく歓迎された気分になったと話している。
 このアイデアは幼馴染のルーカス・アヴェリノさんが提案したもので、「彼がガンだと知った時にはどうしたらいいか分からなかったが、とにかく応援したい気持ちで思いついた」と話している。アイデアに賛成したクラスメイトは一団となって床屋へ行き、男子が頭を刈る様子を、女子がビデオに収めた。
 サプライズは全て生徒達によって行われたもので、それを知った校長と2人の教師も、生徒達の気持ちを汲んで、頭を剃っている。
 投稿されたビデオは4日間のうちに2万6千人に鑑賞されており、ビデオを見た同高校卒業生は、「人々を元気にする話だ。多くの人とこの深い喜びを共有したい」とコメントしている。
 アルトゥールさんは今後7回にわたる化学療法を受けながら大学受験にそなえるが、専門医によると、こういった周りからのサポートは本人にガンと戦って行く勇気を与える上、科学的に見て、喜びは体内から分泌される抗体の数を増やす傾向があるので、治療効果にも影響するという。

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