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USPが入試の規定変更=一次の結果も合否判定に使用
ニッケイ新聞 2011年6月4日付け
サンパウロ総合大学(USP)の大学評議会(CoG)は2日、同大学の入学試験(Fuvest)に5つの変更を加えることを承認したと3日付伯字紙が報じた。
3月には、一次試験での公立校出身者へのボーナスを13%から15%へ引上げる事と、腕試し受験を避けるため、受験申し込みの時、入試過程終了までに高校を卒業できない場合は入学を辞退すると誓約させる事が承認されており、今年に入って2度目の規定変更となる。
今回の変更は、合否判定は一次試験の点数と二次試験の三つの点数を平均して行う、二次試験2日目の問題を20問から16問に減らす、定員の3倍だった一次試験合格者数をコース毎に2〜3倍にする、一次試験の足切り点を22点から27点に引上げる、3回目の合格発表でも志望コース不合格の場合は別の学部を選ぶ権利を与えるの5点。従来の入試では、一次試験の点数は二次試験受験資格の有無判定だけに使われていた。
Fuvestの一次試験は選択肢の90問、二次試験は3日間で筆記問題と作文が出題される。
受験の申し込みは8月26日〜9月9日で、受付はインターネットでのみ。一次試験は11月27日、二次試験は2012年1月8〜10日。個人または家族一人当たりの収入が708レアル以下などの条件で受験料免除を希望する人の受付は今月13日〜8月5日。