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リオ市の消防士らがスト=軍警と衝突し439人が逮捕=暴動罪で少なくとも懲役2年

ニッケイ新聞 2011年6月7日付け

 リオ州軍警特殊部隊(BOPE)が4日早朝、リオ市消防署本部に突入し、前夜からストを行っていた消防士らと衝突、439人を逮捕したと、5日付エスタード紙が報じている。
 リオ市中心部の消防署本部は3日夜から、初任給の950レアルから2千レアルへの引き上げと労働条件の改善を請求する消防士やその家族など約2千人によって占拠されており、4日午前6時頃背面から侵入した軍警特殊部隊は、催涙ガスや精神的効果を与える手榴弾を使用してスト参加者を鎮圧した。
 スト参加者と軍警特殊部隊の衝突で逮捕された消防士439人は5日現在、同州ニテロイ市ジュルジュバ区の元消防学校に監禁されている。
 州当局によると、暴動では扉や窓などが壊され、少なくとも13台の車両が破壊されている。軍刑法によると、逮捕された消防士達には、車両や施設の破損、救助、救出の妨げなど暴動の罪で懲役2年〜10年が科せられるという。
 これに対し5日、1千人以上もの抗議者らが州議会前の階段に集まり、消防士の逮捕に対して抗議した。また、約300人はその場で野宿し消防士達の釈放に加え給料の引き上げや労働条件の改善を請求した。
 消防士のストに対してリオ州のセルジオ・カブラウ知事は、「まったく無責任な行動で許されない」と述べており、消防士総司令官のペドロ・マルコ・クルス・マシャド大佐を解雇した。
 また、4日の記者会見でカブラウ氏は、リオ州の消防士の給与は他州より低く、自分が就任して以来、給与の再調整が無かったという抗議者達の主張に対し、消防士の平均給与は1500レアルで、年末までには2千レアルに調整する事になっていると反論している。
 消防署本部への特殊部隊突入の際の混乱では、少なくとも5人の子供が負傷、消防士の妻で妊娠中だったクレア・ボウゲス・メネグエリさん(27)は流産している。

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