ニッケイ新聞 2011年6月8日付け
ブラジル日系老人クラブ連合会ではJICAシニアボランティアの与古田徳造さん(66、沖縄)が任期を終えて帰朝するのに合わせ、17日昼12時半からサンパウロ市の沖縄県人会館でお別れ演芸会を行うという。JICA派遣者を送るのに、あの大きな会館を借り切って会までするというのは珍しい。琉球保存会や沖縄空手などの本格的な出し物も披露される。老ク連の48支部のほとんどを回ってレクリエーション、ゲーム、ダンスなどを指導した熱血漢として有名で、それゆえ盛大にやることになったとか。入場は無料、与古田さんを知る人は誰でもどうぞ、とのこと。
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日本食材でいつも足りないと思うのが、魚の干物だ。ガルボン街の三木鮮魚店でも冷蔵庫の中でけっこう干物を売っているが、たとえば日本では当たり前に売られている「ほっけ」などはあまりない。青葉祭りでは鰯のミリン干しを売っているが、サバのミリン干しなどは、ありそうで見たことがない。これだけ寿司・刺身が一般的になっても意外と干物は手に入りづらい。「自分で作ればいい」と揶揄されそうだが、手頃な値段でお店にあれば、もっと良いのでは。