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生き残りかけ開発投資=経済活動減速化の中で

ニッケイ新聞 2011年6月14日付け

 サンパウロ州工業連盟(Fiesp)によると、経済活動減速化と輸入増加に押され、工業界の投資は昨年比4・7%減となる見込みだが、開発投資は逆に16・6%増えていると12日付エスタード紙が報じた。
 インフレ高進を恐れる政府が金融引き締め策などに伴い、生産活動縮小の動きがある一方、レアル高に伴う輸入品増加に食われた工業界では、設備投資などが減少。今年の投資は、2010年の1754億レアルを4・7%下回る1671億5千万レアルの見込みだ。
 一方、生産過程の効率化や新製品開発などに費やす開発投資は現時点で既に203億レアルで、昨年の174億レアル比16・6%も増額。
 2003年の国内販売に占める輸入品の割合は12・5%だったが、現在は21・8%。競争力を失った企業が原材料を購入できなくなったために、他者の生産や販売が行き詰る例も出ている。
 そういう意味で、競争力のある新製品開発や生産経費削減のための工程見直しは、生き残りのための必須条件だ。

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