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カンピーナス日本祭り=約1万8千人で賑わう=花田実行委「年々良くなっている」

ニッケイ新聞 2011年6月16日付け

 カンピーナス日伯文化協会(安永博道会長)主催『第7回カンピーナス日本祭り』(花田忠義実行委員長)が、11、12日の両日、同会館で行なわれ、約1万8千人が会場を訪れた。
 同市の年間行事となっている同祭は、同市や近隣の町から、多くの人が訪れる地元に根付いたイベントとなっている。
 開会式に先立ち、青少年の太鼓グループ「和太鼓ツバメ」が迫力溢れる演奏で会場を盛り上げた。
 開会式は初日午前11時から日伯両国の国歌斉唱で幕を開け、カンピーナス市から大屋パウロ、屋比久ルイス両市議、羽藤ジョルジサンパウロ市議、木多喜八郎文協会長ら来賓が訪れた。
 花田実行委員長は、「今年7回目を迎え、回を追うごとに良くなってきている。日本料理や文化を楽しみ、良い時間を過ごして欲しい」とあいさつ。続いて鏡開きが行なわれ、同市にある東山農場の日本酒「東麒麟」が振る舞われた。
 会場内では多くのバンカが軒を並べ、焼きそば、うどんなどの日本食を始めとする屋台の前には、早々から行列ができていた。
 舞台では両日、カラオケ、ダンス、民謡、尺八、ショー、合気道の実演など、老若男女が日頃の練習の成果を発揮した。また、書道や折り紙の展示、デモンストレーションもあった。
 非日系のカロリーナ・コウトさんは書道を体験。愛という字と自分の名前を片仮名で書き、「難しいけど楽しかった」と笑顔を見せていた。