ニッケイ新聞 2011年6月18日付け
サンパウロ州ミランドーポリス市弓場農場(コムニダーデ・ユバ協会)は25日午後8時から、外部の芸術家達との交流を深める『芸術の絆を紡ぐ集い』を開く。入場無料。
同農場は09年、連邦政府文化庁およびサンパウロ州政府が企画する「文化拠点」に選ばれた。
それを機会に、幅広く行なう文化活動のうち、特に音楽の分野に力を入れ、同農場の地元住民に弦楽器の指導を行なっている。
当日は、弦楽教室の生徒、サンパウロ市から招く「インスティトゥート・福田」の3グループの演奏のほか、弓場バレエの発表もある。
クラシックやポピュラー音楽以外に、東日本大震災の被災者への追悼と復興の願いを込めた曲も演奏される。
案内のため来社したコーディネーターの小原あやさんは、「日系の文化拠点は全伯でも3つほどしかない。多くの来場をお待ちしています」と呼びかけている。
農場特製の日本食や、陶器、菓子、ジャム、椎茸の佃煮、味噌などの売店が出る。
問い合わせは同農場(18・3708・1247)、または小原さん(11・9600・2303)まで。