ニッケイ新聞 2011年6月23日付け
ブラジル政府が21日官報で、国際的人道支援のため、ポルトガル語を使用する国と共に、北朝鮮など15カ国に食糧を無償提供すると発表した。
自然災害その他で食糧供給が不安定になった国への支援は世界食糧計画(WFP)を通じて行われ、ポ語非使用の対象国には、ボリビア、エルサルバドル、グアテマラ、ハイチ、ニカラグア、ジンバブエ、キューバ、パレスチナ自治区、スーダン、エチオピア、中央アフリカ共和国、コンゴ、ソマリア、ナイジェリア、北朝鮮の名前が挙げられている。
1年間に供与される食糧は、米50万トン、豆10万トン、トウモロコシ10万トン、粉ミルク1万トン、野菜の種1トンで、輸送費はWFPが負担。外務省によれば、リスト掲載国の状況が改善され、必要が満たされれば、それ以外の国への提供もありうるという。