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東西南北

ニッケイ新聞 2011年6月28日付け

 ブラジル選手権5戦全勝だったサンパウロFCがコリンチアンスに5対0で敗北という大波乱のあった26日、アルゼンチンでは、同国名門チームとして君臨してきた創立110年のACリーベル・プレートの2部リーグ初降格が決まり、怒ったファンがブエノスアイレス市内で破壊行為を行い、数十人負傷という事件が起きた。22日に行われた2部リーグ4位のCAベオグラーノとの入替え戦第1戦を2対0で落とした時も大騒動が起きたリーベルだが、26日も1対1の引分けで終わるとみたファンが後半40分頃、場内乱入を試みた他、物を投げ込むなどの混乱も。2500人の警官をもってしても鎮圧不能と見た主審が後半44分で試合を打ち切った後は、市内の店舗破壊や警察隊との衝突など、喧騒は未明に及んだ。同国滞在中のブラジル代表選手達には、休暇のはずの26日午後も首都には近づくなと指示されたとか。
     ◎
 寒波到来で26日から厳しい冷え込みとなった南部では、サンタカタリーナ州ウルビシのマイナス5・7度やパラナ州エントレ・リオス・ド・オエステのマイナス3・4度、南大河州ボン・ジェズスのマイナス2・2度など、氷点下を記録した所が報告され、南部2州ではサンジョアキンなど3市で初雪も観測。南大河州サンジョゼ・ドス・アウゼンテスでは、市内の学校8校を29日まで休校としたという。