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東西南北

ニッケイ新聞 2011年7月1日付け

 リオ州ノヴァ・イグアスで6月30日朝、6月20日に起きた警官と犯罪者との銃撃戦以来行方不明となっているジュアン君(11)のものと思われる遺体が発見された。匿名通報を受け、29日に警察犬も導入して行われたファヴェーラ・ダノンでの捜索は日没で一旦打ち切られたが、日の出を待ち再開された直後、サンタルイーザと呼ばれる水路の中で遺体が発見された。遺体発見前に見つかったゴム草履は、母親が事件当日ジュアン君が使っていた物と特定。遺体は腐乱が始まっており、警察では遺体が本人のものか否かの鑑定を待ち捜索再開を決める予定だ。警察車両で見つかった血痕のDNA鑑定も並行して行われている。
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 6月29日に運行時間が延長されたサンパウロ市の地下鉄4号線は、利用者が一気に68%増えたと6月30日付フォーリャ紙サイト。運行時間が4時40分〜15時だった時は一日平均7万人だった利用者が、21時まで延長された29日は11万7500人になったもの。当初の予定は08年完成だった4号線は事故などで工事が遅れただけに、州政府は、レプブリカとルス駅の開業開始を早める意味でも真夜中までの運行時間延長は先延ばししたという。9月末に前倒しされた2駅開業が実現し、運行時間も延びた後はさらに5駅を建設。2014年までに総延長12・8キロの路線完工が目標とされている。