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イラク大使館が警備要請=兵士ら派遣7カ国目に?

ニッケイ新聞 2011年7月6日付け

 ブラジルが大使館を新設する予定のイラクから、警備のための兵を派遣してくれとの要請が入っていると4日付フォーリャ紙が報じている。
 ブラジルが有する大使館の数は132で、領事館や事務所も含めた外交施設を有している国は183カ国に上っているが、治安が悪く、特に危険とみなされている国には、大使館警備に海軍や陸軍の兵士を派遣している。
 派遣された兵士は選りすぐりのエリート達で、一般の警備員を装い、色の濃い背広姿で警備にあたるが、常に銃を携行しており、必要ならば機関銃なども使用する。
 現在兵士を派遣している国は、パラグアイとボリビア、コロンビア、ハイチ、コンゴ、コートジボアールの6カ国だが、イラクが加われば、7カ国目。派遣中の兵士は8人程度のチームで大使やその家族の身辺保護や、予期せぬ暴動などの事態に備えている。最低50人の兵士派遣のため国が負担する経費は年260万レアルに及ぶという。