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平和灯籠流し準備着々と=主催者らサンパウロ市で打合わせ

ニッケイ新聞 2011年7月8日付け

 レジストロ市のベイラ・リオ広場で8月6日に挙行される予定の「第3回平和灯籠流し」の準備会合が実行委員会(山村敏明会長)により順調に行われている。今年は核兵器廃絶を叫ぶと同時に、特別に東日本大震災の犠牲者の追悼法要を兼ねて行われる。
 主催者はブラジル広島文化センター、ブラジル長崎県人会、ブラジル被爆者平和協会、聖南西文化体育連盟、リベイラ沿岸日系団体連合会、レジストロ日伯文化協会、イカロ研究所、ブラジル日本都道府県人会連合会。
 後援はサンパウロ州教育局、レジストロ市役所となっている。今年は、特に岩手県人会、宮城県人会、福島県人会の賛同を得て、県連も主催者に加わった。
 今年の式典は仏式によって行われる。原爆犠牲者追悼、東日本大震災犠牲者追悼、核兵器廃絶、平和祈願を目的に行われるこの催しに賛同した有志、商社の心温まる支援で資金集めも順調である。
 サンドラ・ケネデイ=レジストロ市長のあいさつと平和宣言、来賓あいさつ、広島県知事と長崎県知事のメッセージが披露される予定である。また、長崎の平和記念公園から採水した水の献水がある。
 地元のサンパウロ州立、私立校の12歳の生徒500人が「原爆許すまじ」と「千羽鶴」を合唱する。ブラジル長崎県人会からは40人が参加し「サラ踊り」を、地元のリベイラ涼風太鼓は和太鼓を披露する。(金子国栄さん通信)