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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2011年7月13日付け

 先月中旬に開催されたパラナ州アプカラナ市の桜祭り。市内にある桜の木の概数を尋ねると、同文協評議員会長の粥川氏は2万本、副市長は1万本、テレビ局のレポーターは5千本と答えた。
 5千本と2万本では開きがあり過ぎる。市内の一部を車で通っただけなので何とも言えないが、純粋に2万本というのは俄かには信じ難い。編集長にも「その数字はおかしい」と言われる始末。調べる方法もなく、頭を抱えた。
 勝手に数字を決めるわけにもいかず、現地の人に決めてもらうしかない。後日、粥川氏に電話すると、「2万本は言い過ぎたか」と笑い、「1万本は咲いている」と言い直した。また、「どちらにしても数で言うとブラジル一」と強調した。
 「桜の町」として名前を売るなら、調査の上、正式に数を決めてもっとアピールしてはどうか、と思った。(詩)