ニッケイ新聞 2011年7月14日付け
赤嶺エンジ司教の叙階式には、立正佼成会ブラジル教会の永嶋一弥教会長と同教会会員の女性2人が訪れていた。サンパウロ大司教区のオディロ・シェレー大司教から招待状が届いたといい、「とても感激し、尊敬する。日系人がキリスト教を伝える立場に立ったのは、世界平和を考えると意義深い」と喜んでいた。永嶋氏によると、昨今は各宗教間で対話し互いを認め合い、異教徒同士で交流しようという気運が高まっているという。現在のローマ教皇やシェレー大司教は理解があり、「開かれたカトリック教」になりつつあるとか。
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「第2回ブラジル杯」を23、24両日に行なう日本棋院南米支部。第1回目だった昨年はサンタカタリーナ、リオ州からの参加者もあったとか。同本部では、関心を持ってもらおうと会館を開放、1日5レアルで囲碁が楽しめる。会員になればもちろん無料だ。平松幸夫理事長は、「脳を刺激し、戦略的な思考も身に付く。子どもの教育としても見直されています」と来館を呼びかける。そういえば、漫画「ヒカルの碁」で少年少女に囲碁ブームを起こしたのは記憶に新しい。日本でも、将棋や囲碁の授業を取り入れている学校もあるようだ。
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ブラジル人が多く住む愛知県豊田市保見ヶ丘。西保見小学校では、日本語の読み書きが十分でないブラジル人子弟らに放課後、学習支援教室「パラソル」を開いている。毎日新聞によれば、月に2回、地元老人クラブの有志が先生となり、「日本語に馴染ませる」ことをモットーに指導に当たる。メンバーらの生き甲斐にも繋がっているようで、「先生と呼ばれ嬉しい」と喜ぶ声も。日本という強い日差しから子供たちを守り、向かっていく手助けとなる〃パラソル〃を支える手がもっと増えればいい。