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復興遅れるリオ州山間部=国が更に28億レ解放へ

ニッケイ新聞 2011年7月15日付け

 連邦政府が14日、1月12日に未曾有の大災害が起きたリオ州山間部の保健衛生事業に28億レアルを解放する旨、官報に掲載した。
 同日付G1サイトによると、解放資金は山間部7市の保健所建設費で、各自治体は資金送付後15カ月以内に施設を完成させなければならない。
 1月の土砂災害では、テレゾポリスなど7市で900人以上の死者が出ており、復興作業が急がれている一方、2月にテレゾポリスの復旧作業担当会社への150万レアルの支払い差止めなど、復興資金を巡る汚職告発も続いている。
 保健省は、今回送付される資金が不正に使われた事が判明した場合は即刻返金を義務付け、同州保健局に監査を依頼。リオ州の地方建築、工学、農業議事協議会がサポートする事になっている。