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警察が期限切れ食品押収=1日換算で600キロも
ニッケイ新聞 2011年7月20日付け
サンパウロ市市警が上半期、市内のスーパーや配送業者から賞味期限を過ぎたりして傷んだ食品91トンを押収したと19日付エスタード紙が報じた、
押収された食品は、肉類やレケイジョン、チーズ、プレズントといった品が中心で、酒類もあったというが、上半期で91トン、1日600キロという量は、ポルキロのレストランで1500人分の食材に相当する。
2010年は4カ月で21トンだから、押収量は246%増えており、酒や炭酸飲料なども押収されているのは懸念材料。押収の理由は賞味期限切れが大半だが、肉類を保存、処理する業者の処理場が不衛生極まりないなど、保存法が不適切だった例や製造元が不明だった品もある。
単純な管理ミスから賞味期限を書いた札の張替えといった意図的操作まで、不正な形の食品販売での逮捕者は140人にのぼるという。