ニッケイ新聞 2011年7月20日付け
今年初めて全国知事会の山田啓二会長(京都府知事)から7月16日付けで、日本祭に次のメッセージが届いた。県連にとっては日本側の大切な団体であり、その内容をここに掲載することになった。以下メッセージの全文。
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この度、第14回を数える「日本祭」が開催されるにあたり、日本国の47名の都道府県知事を代表して、心よりお祝い申し上げます。
ブラジルにおける47都道府県人会の連合体である貴会が主催されます日本祭は、世界における日系人社会のイベントとしても、また、日本をテーマにした祭典としても最大規模を誇るものであり、参加される皆様にとっては、故郷の食べ物や芸能をはじめ、日本の伝統や文化に触れ親しむことができる絶好の機会となり、特に日系人の皆様にとっては、ふるさと日本を再確認していただける貴重なひとときになるものと確信しております。
さて、日本は、去る3月11日に発生しました東日本大震災により、未曾有の国難に直面しております。皆様方におかれましては、ブラジル全土で義捐金を集めていただき、また、この度の日本祭においても東日本復興写真展など東日本大震災に関連したイベントが開催されるとのことであり、復興に向けたブラジル国民の皆様のあたたかいご支援に対し、この場を借りまして心から感謝を申し上げます。
被災地の完全復興には長い年月を要しますが、私ども日本の都道府県知事も一丸となって、全力を挙げて被災地の復興に尽力してまいりますので、日本人の皆様はじめ、このイベントに参加された皆様におかれましても、今後とも、温かいお力添えをいただきますよう、お願いいたします。
最期に、日本人ブラジル移住100周年を経て、日本とブラジルの友好関係が今後ますます進展するよう、貴会のご活躍とこの度の日本祭の大成功を祈念申し上げ、私のお祝いのメッセージといたします。