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汎米日本語教師研修会=「参加して良かった」=23人が修了証書を手に

ニッケイ新聞 2011年8月3日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)が先月18日から実施していた『2011年度汎米日本語教師合同研修会』の閉講式が29日、同センターで行なわれた。
 ブラジル国内をはじめ、カナダ、ペルー、メキシコなど全9カ国から23人が参加、「日本語の教育文法」「教え方のテクニック」などの講座を受講したほか、ワークショップも行い13日間研鑽に励んだ。
 谷理事長は、「『念ずれば花開く』と言うように、自分の人生は自分が書いたとおりのドラマになる。教師として多くの夢を実現してほしい」と挨拶を述べ、受講生たちは頷いたりメモを取ったりと、真剣に耳を傾けていた。
 続いて谷理事長、日下野良武副理事長や教師たちが交互に受講生に終了証書を授与し、皆誇らしく満足げな面持ちで証書を受け取った。
 受講生を代表し平野友秀さんが、「皆でしっかり学び、しっかり遊び、友好を深め合えた」と謝辞を述べ、「かけがえのない経験をさせてもらった」「よい刺激になった」「本当に参加してよかった」など受講生たちの感想を読み上げた。
 鶴田広子コーディネータは、「新しい知識や経験という宝物を、他の人にも伝えて行ってほしい」と激励、栗原章子さんも、「教師である自分たちも皆さんと一緒に学べた」と笑顔で話した。
 奥田理恵さん(37、二世、グアラレマ市)は、「作文指導など、苦手だった分野を詳しく説明してもらえ、勉強になった。研修の全てがよかった」と喜んだ。
 大島留美さん(22、二世、サンパウロ市)は、初心に戻って大切なことを見つめなおせた。いい教師になれるよう頑張りたい」と抱負を語った。