ニッケイ新聞 2011年8月3日付け
ブラジル相撲連盟創立50周年の記念事業としてサンパウロ市日伯文化総合運動場に建設された屋内常設土俵の落成式が24日に開催された。同施設は日本移民百周年の08年から建設が開始され、土俵は完成していたものの体育館の方は今月完成したばかりだった。
羽藤ジョージサンパウロ市議、下本八郎名誉総裁(元州議)、在聖日本国領事館の成田強領事部長、在ブラジリア日本大使館の八尋勇人警備対策官、ブラジル日本都道府県連合会の園田昭憲会長、市長代理としてベベット・ハダジ体育局長が訪れ、祝辞を述べた。
篭原会長は、「50回目の大会を新設した土俵で開くことができ大変嬉しい。これから多くの名勝負を生んでほしい」と話した。
大澤恵介監督は、「海外には何度も遠征に行ったことがあるが、これほど立派な土俵は見たことがない。ブラジルで相撲が浸透していることを感じる」と感心していた。
鏡割りが行われた後、施設脇の広場で植樹祭が行われた。重い苗木を日本高校相撲選抜の村田選手が軽々持ち上げ、両国の絆を深めるべく、しっかりと植え込まれた。