ニッケイ新聞 2011年8月3日付け
第二アリアンサ鳥取村は今年、入植85周年を迎えました。最初に入植された方々は希望を持って原始林を切り開いていきました。
様々な風土病や事故など、たくさんの犠牲が出たと聞いております。そのような苦労の中で、この第二アリアンサ鳥取村が生まれ、今日にいたっているのです。
しかし、第二アリアンサ鳥取村も、会員がだんだん減ってきております。時代の流れの中で仕方のないことではありますが、先祖の方々から引き継いだこの村を、ますます発展させていくためにも、自治会員一同、力を合わせて頑張っていかねばなりません。
本日、ここに鳥取県から石田正紀教育次長をはじめ、3名のお客様をお迎えしています。皆さんもご存知の通り、日本は3月に発生しました、東日本大震災の復旧に全力を挙げて取り組んでおられます。
そのような大変な状況の中、この第二アリアンサ鳥取村は、現代9代目の日本語教師となります、津村雄一先生をお迎えしております。これも、西尾邑次元知事のご尽力によりまして、実現されました。
そして、片山善博元知事、平井伸治知事が、この日本語教師派遣にご理解いただき、継続していただいているのです。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。
今後も日本語教師派遣を続けていただけることを、切に願っております。そして、鳥取県と第二アリアンサ鳥取村との交流が末永く継続していきますことを願っております。