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ソニー=国内への投資を加速=中流層向けの製品拡大へ

ニッケイ新聞 2011年8月6日付け

 ここ5年のソニー(本社=東京)のデジタルカメラ世界販売ランキングで、9位から3位に急上昇したことを受け、ブラジル本社の事業を60%拡大する方針だと4日付エスタード紙が報じている。
 ソニーは需要に対処するために国内のデジタルカメラの生産量を、現在年間200万台から今年中に年間230万台までに増やす方針を示した。2012年には50%の生産量の増加を目指しており、さらに約8千万レアルの投資が予定されている。
 国内でカメラの生産を行う工業団地へと投資し、新商品がいち早く消費者の手まで届くことを目標としている。
 同紙の取材に応じたイメージング&サウンド事業本部の今村昌志本部長は、「ブラジルはまだ若い市場で、今後大きく成長するチャンスを持っている」とコメントしている。
 現在の主力商品ラインはデジタルカメラ「サイバーショット」(299レアル)だが、今年からはさらに高額なデジタル一眼カメラ「アルファ」(2499レアル)を投入することになっている。
 GfK技術コンサルティングのデータによると、同社は国内のデジタルカメラの48%を「サイバーショット」で占めている。
 これまでは、AクラスとBクラスの高額消費者を対象とした製品の販売を中心にしてきたが、今年およそ50人の調査研究者と技術者を日本からブラジルに派遣しており、国内のCクラスとDクラスの消費者の傾向の調査を行っている。
 既に200件もの家庭を訪問しており、「家族の中で初めて大学に通っているという息子を持つ中流階級の家庭が多い。テクノロジーに関心の高い若者の意見は大事だと」ソニー・ブラジルのデジタル映像担当部長のカルロス・パスコアル氏は話している。

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