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法定アマゾンの伐採増加=11カ月で前年実績超える

ニッケイ新聞 2011年8月9日付け

 法定アマゾンの森林伐採量が6月までの11カ月間で、09年8月〜10年7月の12カ月間の伐採量を超えたと3日付伯字紙が報じた。
 10/11年の数字には7月分も含まねばならないが、6月の森林伐採面積は昨年同月比28%増の312・7平方キロで、6月までの11カ月では09/10年実績を35%上回る2429・5平方キロとなった。
 6月の州別伐採面積はパラーの119・6平方キロを筆頭に、マット・グロッソ81・5平方キロ、ロンドニア64・2平方キロ、アマゾナス41・7平方キロ、マラニョン5・2平方キロ、トカンチンス0・5平方キロと続く。
 04/05年以降、選挙年の07/08年を除くと減少が続いていただけに、専門家も懸念の色を隠せないが、ブラジルの温室効果ガス排出量トップは森林伐採。山火事や焼畑も森林消失の一因だ。