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サンパウロ市=歩行者優先制度始まる=1カ月以内に市内全域へ

ニッケイ新聞 2011年8月10日付け

 サンパウロ市では、8日からセントロとパウリスタ大通り周辺の交差点で歩行者優先を徹底する交通市条例に基づく取り締まりが開始され、1カ月以内に市内全域拡大されると交通局が発表したと9日付フォーリャ紙などが報じている。
 サンパウロ市交通局のマルセロ・カルジナレ・ブランコ局長によって発表された同取り締まりの強化は、道路交通法で1997年から規定されている歩行者優先制度を市内全域でさらに厳しく取り締まるもので、CET(サンパウロ市交通技術公社)は運転手や歩行者を教育するために、テレビでキャンペーンを開始することを明らかにしている。
 対象となっているのは、横断歩道のある場所で歩行者が渡る機会を与えなかった運転手や、歩行者が横断歩道を渡りきるまで待たなかった運転手、交差点を曲がる際に歩行者を優先しなかった運転手で、最高191・53レアルの罰金に加え、運転免許証(CNH)から7ポイントが減点される。
 セー広場周辺の78交差点で8日から歩行者優先制度の取り締まりが始まったが、初日にはCETの職員154人では記録しきれない量の違反が確認され、一般乗用車をはじめ、市役所の特別車両や警察車両までもが歩行者を無視していた。
 フォーリャ紙がリベロ・バダロ通りで30分にわたって行った調査では、1分間に約1件の違反が確認されたが、同時間内、CETの職員によって罰せられたのは3人の運転手のみ。
 また、取り締まりが始まったにも関わらず、市内では午前0時〜午後7時にかけて20件もの歩行者を巻き込んだ交通事故が発生しており、CTEによると2010年には同様の事故が7007件記録され、630人が死亡したという。

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