4人組がバス乗っ取り=銃撃戦で4人が負傷=撃たれた弾は何処から?
ニッケイ新聞 2011年8月11日付け
リオデジャネイロ市セントロで9日夜、4人組の強盗犯が乗客20人を人質にバスを乗っ取る事件が発生し、警察側の発砲で少なくとも4人が負傷したと10日付エスタード紙などが報じている。
午後7時30分ごろ、セントラル・ド・ブラジル駅前で停車していた市外行きバスに4人組の強盗犯が乗り込んだ。バスの直前に車を乗り捨てて4人全員が降りた様子を不信に思っていたバス運転手は、何らかのトラブルが起きたと知らせるために方向指示器を付けっぱなしにしていた。
その状態のままであることを不自然に思った警官が様子を見るために乗り込んだところ、強盗犯に銃で脅かされ車内から追い出された。
強盗犯らは、隙を見て逃げた運転手の代わりに乗客の1人を運転席に座らせバスを走らせたが、300メートル程先で待ち伏せていた警察によって、バスはタイヤを撃ち抜かれ強制停車した。
1人の強盗犯は人質を楯にバスから降り、車を盗み逃亡。警察が追跡したもののファヴェーラ・マングイニョス内に逃げ込むことに成功している。
バス内に残った3人の内1人の強盗犯も、負傷した被害者を装い逃亡したが、足を撃たれ同市南部の病院に駆けつけた所、不自然に思った医者の通報によって逮捕された。
残り2人の強盗犯らは、軍警の特別部隊(Bope)との1時間の交渉後、人質全員を解放し投降している。彼らからは拳銃3丁と手榴弾1つが押収された。
警察の発砲によって、乗客3人と警官1人が負傷したが、内1人の女性は胸に銃弾を受け集中治療室(ICU)へと運ばれた。また、逃亡中の犯人によって首を撃たれた男性も重体。
一方、乗客の中からは強盗犯らが一発も発砲していないと証言する人が出ており、誰が発砲したものか調査が進んでいた。しかし、10日付ファーリャ紙サイトでは、リオ市軍警の指揮官が認められている規定外の発砲があったことを明らかにしており、強盗犯による車内からの発砲は無かったと話している。