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バスジャック=問われる軍警のミス=「犯人は発砲してない」
ニッケイ新聞 2011年8月12日付け
リオ市セントロで起きた4人組によるバスジャックの件で10日、2人の軍警がバスに向かって発砲した事実を認めたと11日付エスタード紙が報じている。
発表は同市シダデ・ノヴァ区第六警察署のサニア・ブルランジ署長によるもので、「2人は既に拳銃を提出しており、傷害罪に問われている」と話している。
バスのタイヤを打ち抜くための発砲だったと軍警は説明しているが、乗客4人と帰宅途中だった警察の1人が被弾負傷している。
同エスタード紙は軍警が少なくとも3つの点でミスを犯したと報じた。(1)バスに異変を感じた軍警が1人で様子を見るために乗車した点、(2)警察車を使い不十分な防壁を築いた点、(3)犯人側よりも先に発砲した点だ。
バスの中にいた証言者は、「強盗犯らは一発も発砲していない。全てバスの外側からの発砲だった」と説明しており、「警官が発砲していなければ、こんな目には逢わなかった」と述べている。
4人の強盗犯の内3人が逮捕されたが、事件発生直後バスから下りて逃げたクレリヴァン・ダ・シルヴァ・メスキッタ容疑者は現在も逃亡中。逃げる最中には乗用車の運転手とバイクの運転手に向かって発砲している。
同容疑者は、カップルが乗っていた車を強奪。ファヴェーラ・マングイニョス付近で2人を開放した後、スラム街へと姿を消している。