ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年8月12日付け

 カラオケ世界大会ブラジル予選の合間に行なわれた、Roland社製カラオケマシーンの紹介。同社のブラジル人従業員は商品の紹介もそこそこに、マシーンを使って熱唱。嫌がる司会者を強引に歌わせ、お次はダンサーまでつけて更にもう一曲。「楽しければなんでもよし」がブラジル式なのか、会場も盛り上がったが、主役はどっち? と思わず苦笑い。
     ◎
 「老ク連では、アンチ・エイジングならぬアクティブ・エイジングが実現されている」とは、老ク連大会・芸能祭で講演した宇野妙子さんの言葉。「アンチ〜」とは抗老化・抗加齢のこと。「アクティブ〜」とは、数年前から世界で提唱されている、「老化を消極的にとらえず、若さを保って積極的に老いを重ねる」という概念だという。芸能祭での皆さんの若さ溢れる演技を見ると、確かに「アンチを通り越してアクティブ」だと頷けた。
     ◎
 7月中旬から植樹作業が行われたファグンデス通りの桜。通行人の目を楽しませているが、実は既に3本が折られてしまった。「細い木ばかりがやられた」と肩を落とすのは、今月13日に「第1回桜祭り」を主催する宮城県人会青年部の中曽根さんと山本さん。しかし現在、その木から芽が出始めており、竹を支柱にして育っているという。植え込みより大変なのがこれからの維持。青年部の活動や住民の愛を受けて、立派な桜に育ってほしい。