ニッケイ新聞 2011年8月13日付け
1961年9月9日にサントスに着いた「あるぜんちな丸」の50年の節目を9月10日に祝おうと、菊地透さん(68、岩手)、大隅洋子さん(60、同)らが同船者らに参加を呼びかけている。場所、時間は未定。
神戸出港後、8月4日に横浜を経て、ロス、パナマ、キュラソー、サルバドールに寄港。アマゾン、パラグアイ移民も多かったという。
到着の翌年から同船者会が開催されていたことから、大隅さんは「サンパウロ周辺に入った人が多いのでは」と話す。
10回ほど参加した菊地さんは、約20年間日本にデカセギに。09年に帰伯したおり、長らく開催がないと聞き、半世紀の節目に集まりたいと今回の企画を思い立った。
大隅さんは、「当時小学生の子供たちがたくさんいた。5、60代の人も多いはず」と再会を期待、菊地さんも「当時大人だった先輩方も亡くなられた。開催を喜ばれると思う」と追悼の意も込める。
参加希望者は、菊地(11・2098・0140)、大隅(同・2589・6389)、山本(同・5844・4722)、安達(同・3743・9541)まで。