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インフルエンザ患者の入院拒否で慰謝料
ニッケイ新聞 2011年8月17日付け
タウバテ市役所が新型インフルエンザ(H1N1)に感染していた患者のSUS(統一保健センター)入院を拒否した問題で、裁判所が同市役所とサンパウロ州政府に未亡人への慰謝料(4万レアル)支払いを命じたと15日付エスタード紙サイトが報じた。患者は09年9月に頭痛や胸痛、関節痛や呼吸困難、出血を訴えてSUSを訪れたが、簡単な検査後、処方箋を渡されて帰宅。その後容態が悪化し、私立病院で検査を受け直したところ、新型インフルエンザと診断され入院、治療を始めたが間に合わず亡くなっていた。